沖縄の冬ドライブ攻略|12〜2月の楽しみ方、ホエールウォッチングとイルミネーションの組み方
結論から言うと、沖縄の冬はドライブ向きですが、海水浴向きではありません。那覇の1月の平均気温は約17℃で、平年値に雪はなく、路面凍結の心配もいりません。一方で曇りや雨の日が多く、風もあり、多くのビーチは遊泳期間が終わっています。GoodCarsのおすすめは主役を入れ替えることです。朝はホエールウォッチング、夜はイルミネーション、雨なら屋内へ。ビーチは景色として楽しみましょう。
本記事で扱うのは冬に変わることだけです。天気の数字、海に入れるのか、ホエールウォッチングとイルミネーションの組み方、12〜2月に限った交通事情をまとめました。費用や車種、現地の運転ルールは沖縄レンタカー完全ガイド、日ごとの行程は沖縄3泊4日ドライブモデルコースをご覧ください。
冬の海はドライブで眺めるのがおすすめ。ビーチは景色として楽しみましょう(イメージ画像)
まず公式の数字:12〜2月の那覇の天気
下の表は気象庁の那覇の平年値(30年平均)です。「晴れ日数」は日照率40%以上の日数、「強風日」は日最大風速が毎秒10m以上の日数です。
| 月 | 平均/最高/最低気温 | 降水1mm以上 | 晴れ日数 | 強風日 | 日照時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 12月 | 19.0/21.5/16.8℃ | 9.3日 | 12.4日 | 8.7日 | 107.4時間 |
| 1月 | 17.3/19.8/14.9℃ | 10.2日 | 10.0日 | 8.8日 | 93.1時間 |
| 2月 | 17.5/20.2/15.1℃ | 9.9日 | 9.5日 | 7.6日 | 93.1時間 |
見るべき点は三つです。まず、1〜2月の日照時間は7月(227時間)の半分もありません。気象台の解説では、大陸の寒気が暖かい東シナ海を通るときに雲が発生し、島々を覆うためです。次に、晴れと言える日は月に10日ほどなので、特定の1日の好天を当てにした計画は避けましょう。最後に、最多風向は北北東から北で、いわゆる北東の季節風です。那覇の平均風速は年間を通じて毎秒5m前後ですが、冬は気温が低いぶん、風が吹くと数字より寒く感じます。
風の強い日の海辺はこんな表情になります(イメージ画像)
気象台によると那覇の冬は本土より10℃近く暖かいので、真冬の東京の服装では暑すぎます。長袖に防風の上着を基本に、船の上と夜のイルミネーションには1枚足しましょう。季節風が強い日は海岸の波が高くなるので、海の景色は別の日に回します。雪の心配はありませんが雨の日は多いので、車間距離を長めに取り、窓が曇ったらエアコンで除湿してください。
海に入れる?眺めるのはよし、泳ぐ予定は入れない
入れないわけではありませんが、予定に組むほどではありません。沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」によると、海水浴シーズンは3月下旬から10月頃で、遊泳期間は10月末までのビーチが多く、11月以降は泳げなくはないものの肌寒く、ウェットスーツでのダイビングなどが中心になります。
| 気象庁の海面水温平年値 | 12月 | 1月 | 2月 | 比較:8月 |
|---|---|---|---|---|
| 沖縄本島の北・東・南の3地点 | 約23.5〜24.2℃ | 約22.2〜22.9℃ | 約21.5〜22.2℃ | 約29℃ |
水温は気温より高いくらいで、つらいのは上がったあとです。気温は約15〜21℃で、そこに風が吹きます。海洋博公園のエメラルドビーチの遊泳期間は10月31日までです。同じサイトの安全案内は遊泳可能域に限定し、監視員の指示に従うよう求めていますが、遊泳期間が終わるとこの前提はほぼなくなります。
遊泳期間が終わると監視台は空のままです(イメージ画像)
GoodCarsとしては、冬に海へ入りたい方はガイド付きの事業者を選び、ウェットスーツを着て、当日の出港を確認することをおすすめします。散歩だけなら、濡れた岩場は滑るので滑りにくい靴で、波が高いときは水際に近づかないでください。
12〜2月に何ができるか:月別の対照表
| 月 | 楽しめること | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 12月 | イルミネーション/首里城正殿の内部観覧/ホエールウォッチングは下旬から順次 | 第1日曜のNAHAマラソン/斎場御嶽は今回の工事で立入制限/クリスマスから年末はイルミネーション料金が別 |
| 1月 | ホエールウォッチングの本番/イルミネーション/北部のカンヒザクラは中下旬ごろから(開花は年により異なる) | 年末年始の車の確保/1月6日から沖縄道の北部で工事 |
| 2月 | ホエールウォッチング/イルミネーション/プロ野球春季キャンプ(例年2月から、球団の発表に従う) | おきなわマラソン/春節の時期の車の確保/工事は継続 |
選び方は簡単で、12月は比較的暖かく晴れも少し多めです。クジラが目的なら1月以降にしましょう。雨や強風の日は屋内に切り替えます。沖縄美ら海水族館はネット上に「12月第1水曜・木曜は休館」という情報が残っていますが、公式サイトでは現在、3月31日まで休館の予定はなしとしています(台風等による臨時休館を除く)。年末年始も開館し、8:30〜18:30、入館締切は17:30です。海洋博公園は毎週水曜(休日の場合は直後の平日)が部分開園日で、水族館は開館しますが熱帯ドリームセンターなどは休みです。試行は3月31日までです。駐車場と動線は沖縄北部ドライブルートをどうぞ。
首里城は11月23日から正殿内部を公開し、観覧には公式サイトでの日時指定予約が必要です(追加料金なし)。予約なしでも外観と正殿以外の有料区域は見られます。12〜3月の有料区域は8:30〜18:00、入場締切は17:30、大人1,000円です。所要は全体で約90〜120分とされ、周辺道路の混雑が予想されるため公式は公共交通機関を推奨しています。駐車は3時間以内です。那覇市内に泊まる日にモノレールで行くのが楽で、詳しくは那覇市内レンタカー攻略をご覧ください。
ホエールウォッチング:まず出港地を決める
時期から整理します。環境省の案内では、ザトウクジラが慶良間海域に来るのは12月末から4月頃です。座間味村ホエールウォッチング協会の前シーズンの開催は1月8日〜3月25日で、年によって異なります。那覇・北谷発の事業者は前シーズン、12月20日頃から4月初めまででした。12月上中旬はまだ始まっていないことが多いので、確実性を取るなら1〜3月です。
| 出港方法 | 車での行き方 | 時間と料金(確認できた例) |
|---|---|---|
| 那覇の港エリア | 空港から約10分、港の駐車場は終日約500円 | 午前約9:00〜12:00、午後約13:30〜16:30。大人約5,500〜6,000円 |
| 北谷 | 集合はうみんちゅワーフや浜川漁港、駐車は事業者による | 午前は約9:00出港。大人約6,000〜8,000円 |
| 座間味島 | 泊港のとまりん立体駐車場を利用。高速船乗り場の近くに駐車場はなく、歩いて約10分 | 高速船は9:00発で10時頃着、帰りは16時頃発で那覇17:10着(ダイヤは毎月公表)。往復大人7,510円、美ら島税100円。ツアーは約1〜2時間で、協会の前シーズン標準料金は大人7,700円、探鯨サービス料600円が別途 |
初めてなら、GoodCarsは那覇の港エリアをおすすめします。空港に近く、午前便なら午後がまるごと使えます。北谷や恩納泊の方は北谷発にすれば那覇へ戻らずに済みます。座間味は船代と半日以上の時間がかかりますが、クジラのいる海域に近いのが利点です。日帰りは高速船が前提で、フェリー(10:00発、12:00着、14:00発)では島にいる時間が足りません。那覇の事業者は市内送迎付きが多いものの、レンタカーがあるなら港へ直行しましょう。
尾びれが見られるかは運次第。野生動物なので確実な保証はありません(イメージ画像)
- 最初の丸一日の午前に入れる。晴れていても風が強いと中止になることがあり、当日の朝の確認が必要です。前半に置けば振り替えができます。
- 返却日には入れない。帰港時間は前後するので、飛行機に遅れるリスクを取る価値はありません。
- 日焼け対策より防風対策。海風は冷たく、しぶきもかかります。事業者も冬の海は夏より波が高いと案内しているので、酔いやすい方は酔い止めを。
- 条件を先に読む。確認できた事業者の条件では妊娠中の方は乗船できず、小さなお子様や高齢の方は海況により断られる場合があります。見られなかった場合の返金は事業者ごとに違い、確認できた例では2月から3月中旬のみでした。
船の上は陸よりずっと寒いので、上着は多めに(イメージ画像)
東南植物楽園のイルミネーションの組み方
東南植物楽園は沖縄市にあり、沖縄北ICからすぐです。「沖縄南国イルミネーション」は今季5月23日までで、12〜2月はずっと開催中です。次回の日程は公式サイトをご確認ください。以下は今季の公式情報です。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 点灯時間 | 17:00〜22:00(最終受付21:30)、夜の部は16:30から入場可 |
| 夜の部入園券 | 大人2,500円、4〜14歳900円、3歳以下無料 |
| 特別期間 | 12月19日〜1月3日、1月9〜11日はクリスマス・年末年始イベントで料金が異なる。詳細は公式サイトで |
| レーザーショー | 18:00〜20:40、20分ごと |
| 駐車場 | 最大350台、無料 |
| カーナビ | MAPCODE 33 742 510、電話番号 098-939-2555 |
公式の所要時間は、那覇空港から一般道で那覇ICまで約30分、沖縄道で沖縄北ICまで約25分、そこから約5分で、合計約1時間です。車がないとバスで約1時間25分のあとタクシーに乗り継ぐことになり、夜に那覇へ戻るのも簡単ではありません。ここはレンタカーの強みが最も出る場面です。
点灯と同時に入らないのがコツです。国立天文台のデータでは那覇の日の入りは12月が約17:40、1月末が約18:10、2月末が約18:30で、17:00はまだ明るい時間です。GoodCarsのおすすめは日の入り前後に着いてレーザーショーを1回見る、約2時間の計画です。受付で無料の傘を先着順で借りられます。大雨や強風のときは先に公式サイトを確認しましょう。
庭園の大きな花のオブジェは、空が暗くなってからが見頃です(イメージ画像)
冬だけの交通事情:出発前に日付を確認
| 時期 | 場所 | 影響 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 12月第1日曜(次回12月6日) | NAHAマラソン:那覇市内、国際通り、南風原、八重瀬、糸満、豊見城 | 前回の交通規制は約8:15〜15:15で、区間により異なる | 当日は南部を避ける。公式サイトに空港への迂回路案内があるので返却前に確認 |
| 今回の工事、1月5日まで(予定) | 斎場御嶽 | 入口の御門口から先は全面立入制限 | この期間は外す。詳細は沖縄南部日帰りドライブ |
| 1月6日〜3月31日(今回の工事) | 沖縄道 宜野座IC〜許田IC | 終日対面通行で上下4車線が2車線に。休日の夕方は上り(那覇方面)で1km程度の渋滞の可能性 | 美ら海からの帰りは余裕を持ち、休日の夕方を避ける |
| 次回2月21日(日) | おきなわマラソン:沖縄市発着 | 中部の一部で交通規制 | 当日の日中は中部の移動を控え、大会の案内に従う |
曇り空の交差点を走る車。マラソンや工事の期間は、出発前に当日の道路情報を確認してください(イメージ画像)
行程の組み方:クジラを前半に、予備日を1日
冬の計画の原則はひとつ、天気に左右されるものを前に置き、屋内とイルミネーションを緩衝材にすることです。下表はGoodCarsが両方を1回の旅に入れる場合の例です。初日と返却日は3泊4日モデルコースの骨格を使ってください。
| 日 | 日中 | 夕方以降 | 風や雨のとき |
|---|---|---|---|
| 2日目 | 午前にホエールウォッチング、昼に上陸して中部へ | 沖縄道で沖縄北ICへ、日の入り前後にイルミネーション | 欠航なら美ら海か首里城に切り替え、イルミネーションはそのまま |
| 3日目 | クジラを見られたら北部か南部へ。見られなければ午前便を取り直す | 那覇へ戻る。夕方のラッシュは避ける | 屋内の見どころに絞り、海岸は無理に行かない |
12月上中旬はクジラの時期前なので、午前は水族館や首里城に替えましょう。美ら海へ行く日は日暮れが早い点にも注意です。閉館までいると帰りはほぼ夜道で、公式の目安では高速道路でも約2時間かかります。夜の運転を避けたい方は早めに出てください。
受け取りと運転に必要なもの
GoodCarsの沖縄の受け取り拠点は那覇空港のみで、市内にはありません。流れは那覇空港レンタカー受取り完全ガイドをご覧ください。年末年始と春節の時期は車が不足しやすいので、航空券と同時に予約を。ETCやチャイルドシートはサプライヤーと車両によるため予約時に確認し、補償内容は予約画面の表示に従ってください。
日本の運転免許をお持ちの方は、有効な免許証をそのまま使えます。海外の免許で運転する方は国・地域によって必要書類が異なります。多くの国は1949年ジュネーブ条約形式の国際運転免許証と本国の免許証、パスポートが必要で、期間は入国から最長1年、かつ免許の有効期間内です。台湾、スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、モナコは国際免許ではなく免許証と公的な日本語翻訳文が必要で、自作の翻訳は無効です。中国本土とインドネシアの免許では、国際免許があっても日本で運転できません。ウィーン条約形式の国際免許も無効です。詳しくは日本レンタカー完全ガイドをご覧ください。
よくある質問 FAQ
Q1. 沖縄の12月、1月、2月は寒いですか?
那覇の平年値は最高約20〜21℃、最低約15〜17℃で、本土の真冬ほどではありません。ただ毎秒5m前後の風があり、数字より寒く感じます。長袖と防風の上着が基本で、半袖は晴れた日の昼だけと考えましょう。
Q2. 冬の沖縄で海に入れますか?
不可能ではありませんが、多くのビーチの遊泳期間は10月末までで、水温は約21〜24℃、上がると寒いです。入りたい方はガイド付きの事業者でウェットスーツを着用してください。GoodCarsは自己判断での遊泳はおすすめしません。
Q3. 12月にクジラは見られますか?
下旬から順次始まり、前シーズンは12月20日頃に開始した事業者がありました。確実性を取るなら1〜3月にして予備日を1日確保しましょう。野生動物なので、必ず見られる保証はありません。
Q4. ホエールウォッチングにレンタカーは必要ですか?
必須ではなく、那覇の事業者は市内送迎付きが多いです。車があれば午前のクジラと夜のイルミネーションをつなげられ、北谷や恩納にも泊まれます。港へ車で行く場合は駐車場と集合場所を事業者に確認してください。
Q5. 美ら海水族館は12月に休館しますか?
公式サイトでは現在、3月31日まで休館の予定はなしとしています(台風等による臨時休館を除く)。年末年始も開館します。水曜は海洋博公園の部分開園日ですが水族館は開館します。最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q6. 東南植物楽園のイルミネーションはいつまでですか?
今季は5月23日までで、点灯は17:00〜22:00、最終受付は21:30です。今季は12月19日〜1月3日、1月9〜11日の料金が異なるので、出発前に公式サイトをご確認ください。
Q7. 沖縄の冬の運転にスタッドレスタイヤは必要ですか?
必要ありません。那覇の雪日数の平年値は0で、沖縄本島地方の記録は久米島と名護のみぞれだけです。注意すべきは雨で滑りやすい路面で、GoodCarsの沖縄レンタカー完全ガイドで説明しています。
